特別事業 パプアニューギニア支援
2004〜2005年度
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パプアニューギニア支援事業
支援事業をふりかえって
 今年、長岡蒼柴ライオンズクラブでは、パプア=ニューギニア・ワレア地区で教育振興や地域社会づくりを支援しました。
 ワレア地区は森林地帯で、環境保護地区に指定されており、住民は自給自足の生活で、豊かな自然が残っている反面、産業が育ちません。さらに人々の暮らしでは、年間千八百円の授業料を工面できない上、教員住宅なども無いこともあって、教育も根付きづらいのです。
 このため今後予定される学校建設を製材器具を提供することで支援し、さらに産業を興し、住民が自らの力で行なう地域社会づくりを援助しようと、2月19日に山崎会長ら六人で現地を訪れ、建設につかう製材機や医療品、文房具、洋服などを同地区に贈りました。 (解説: L 長井 大)
L山本 弘
 2月19日に長岡出発、2月20日予定通りにリエラに到着、港のレストランで昼食ビールを飲む。目的地のカミアリまでは、2時間位とのことであった。船の中で昼寝でもと思っていたところがとんでもない、船とはいってもモーターボートで屋根はなし、10人乗りのエンジン付きモーターボートが時速60キロ位と思われるスピードで走るので、波でボートが2メートル位上下するため身体が変になってしまった。帰りはヘリコプターでなければ帰れないと言ったところがヘリコプターはラエには無いらしい。途中一時間位のところで休憩し席を変えてもらい後ろの方に座り、ようやく目的地のカミアリに到着した。
 港はなく浜辺に5メートルほどの丸太を置きそこにボートを横付けし、用意していったビーチサンダルに履き替え、海水と砂に足をとられながら上陸した。ビーチサンダルを持参しなければならないといわれ不思議に思っていたがこれで納得であった。夕方食した持参の酒とつまみのなんとうまかったことか。夜にはゲストはハウスで現地人の伝統芸能と思われる踊りで歓迎を受け眠りについた。
 翌朝、朝食後学校近くの広場で子供も大人も参加しての歓迎セレモニーと贈呈式を行い、昼食後ラエに戻り病院を慰問しその後ホテルでの歓迎会があり予定の行事は終了。
 カミアリの村は電気は無い、道路も自転車さえ無いようだ。この先40年たっても50年たっても文化生活はできないのではと思う。
支援事業のあり方を学ぶ
 山崎会長の熱き思いはとうとう実現されましたが、前年度からLCIFに働きかけてきた「製材機」も無事に現地まで送り届けました。私達の目でそのことを確認し、本当の援助とはどうすることなのか実際に自分の目と足で現場の声を聞きながら踏査して来たことは意義深いものでした。これからのクラブ運営に大きな示唆を頂いたと思います。
L郷  保治
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PNG事業
会 長  L山崎 晃一
 パプアニューギニアは山本五十六元帥の終焉地であり、長岡との関係も深く、LCIF国際援助金の申請を一年前から準備をして参りました。そして実際に現地に出向き現状を把握して今何が必要かを確認し事業に取り組みました。物資に関しては際限なく必要なものだらけですが、それ以外にもっと必要な事は、教育や環境を整える事と考えました。
 これからのライオンズ活動も国や人種を越えた国境のない活動に大いに取り組み、一人でも多くの子供達が教育を受け将来に向けて活躍が出来るよう、米百俵の精神がパプアにも生まれ育つことを願って今後の活動につなげればと思っております。
米百俵の精神を
L吉沢 久雄
 ライオンズ関係で、マレーシア、フィリッピンと今回のパプアニューギニアの三カ国を廻らせて頂き、ダントツにPNGの貧しさに驚きました。小生の子供の頃の日本も貧しい国でしたが、比較も出来ません。一部の都市以外は電気・ガス・水道なし、道路・鉄道・電話もなし、国の大部分はジャングルという未開発の世界でした。 第二の都市ラエにはLCがありましたが、総員19名中18名が学校の先生でした。
 この国は金だけではない、教育だとか、情報とかを欲しがっているはずです。今こそ米百俵の精神を、長岡人の気持ちを伝えるべきと思います。
パプア雑感